SIDE BY SIDE
(サイド バイ サイド)

SIDE BY SIDE プロジェクトがスタートしたのは、障害者工房から送り出される木工製品の売り上げ低迷がきっかけでした。
それまでドイツの子供向けの伝統的な積み木の玩具などを製造していた工房の機械と 技術を活用して、これまで以上に魅力的でオリジナル製の高いプロダクトを生み出せないものだろうか。 その要望にこたえるべく名乗りを上げたのはローゼンハイムにあるヴェンデルシュタイン工房のサビーネ・マイヤーという才能あふれた若きデザイナーでした。

彼女が挑んだのは障害者工房の働き手の技量と機械を活かしつつ、それまでにないコンテンポラリーで、しかも日常使いできる機能的なアイテムをデザインし、それを現実のプロダクトラインに落とし込むというやり甲斐はあるものの極めて困難な試みでした。

彼女はその試みに共感してくれる同志を募り、それに12人のデザイナーが申し出ました。
それぞれのデザイナーがアイデアを出し合い、検討し試作品を作るというやり方で進められた結果、サビーネはこの作業を通じて、障害者工房だけでなく、普通の工房の技術と人をミックスさせることで、より魅力的で品質とデザインに優れたプロダクトを量産できることを痛感し、実現に結び付けました。

こうして生み出された量産可能なサンプルは2002年のフランクフルト国際見本市 Ambienteでお披露目。欧米のバイヤーやジャーナリストから高い評価と賞賛をもって受け入れられ、ドイツ、フランス、デンマーク、スペイン、イタリアなどのハイエンドショップを中心に販売されています。

そしてサビーネは新しい試作、さらなる工房のネットワークづくりに取り組んでいます。