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毎日このウイスキーグラスで水を飲む

SKRUF (スクルーフ) /  Bellman グラス

Whiskey

Tumbler

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SKRUF / Bellman グラス

どれか一つ選ぶとなれば
きっと、このベルマンを選ぶ。

僕の仕事は、このお店を運営する事だから
これまで数多くのグラスを使ってきたわけ
だけれど、2015年2月現在、
グラスの中から、どれか一つ選ぶとなれば、
きっと、このベルマンを選ぶ。

かなり前の話、師範と仰ぐ人が
「このグラスと出会い、
 もうグラスは作らなくていいと思った。」
なんて事を言うもんだから、その影響が
色濃くでてしまっているのかもしれない。

なんでだろうか、不思議なぐらいに
僕はこのグラスを、いつも選んでしまう。
手にしっくりくる使い心地の良さ、その
独特な手触りが気に入っているんだろう。

鉛を使わないカリクリスタルを材に
一つ一つハンドメイドで作られているからか、
クリスタルのキンと固く冷たい口当たり
ではなく、少し軽く、ボテッとしていて、
そこが、どこか優しく暖かくいいのだ。

ガラスが暖かいなんて
少しおかしな表現なのかもしれないけれど
実際にそうだから仕方がない。
焼き物でいう所、古いアラビア食器のような
硬質陶器のボテッと少し軽い印象に似ている。

タンブラーはとにかく万能で、
水、アイスコーヒー、お茶からお酒まで。
氷を入れカクテルを作ったりするような、
注ぐだけではない、一手間加える飲み物にも、
十分に活用できる容量があり、かといって
大き過ぎる事もない、絶妙なバランス。
一つで何もかもカバーし、便利に使うのなら
タンブラーだ。丈夫で割れた記憶もないから、
学生時代に一人暮らしをスタートするのに、
グラスはこれが理想だなと、いつも思う。

ただ、ウイスキーも手放せなくなった。
これは使い続ける中で生まれた大きな変化だ。
ウイスキーを飲むのに勿論良いのだけれど、
そこは東屋のBARシリーズに譲り、
水飲みグラス、タンブラーとして使うと
控え目で上品だから、使い心地が頗る良い。
小振りだけれど、これぐらいが使い易い。
そんな小振り派も、実は多いもので、
物を見続け、使い続けていくと、
大は小を兼ねるより、少し小さな物を
丁度良い塩梅に感じるようになる。
便利から別の方向へ好みが移って
どうも小さ目に偏っていくようだ。
東屋の真鍮盆に乗せた姿も気に入っているし
スタッキングした姿すら洒落て見える。
日々愛用する僕のベルマンも、
普段はウイスキーを使い、簡単なカクテル、
ハイボール、割って作るジュースなんかは
タンブラーを使う。そんな毎日になった。

色々あるジャグも、結局は
ベルマンだって事になってしまう。


ジャグやピッチャーというのも
スコープを始めなければ使う事はそうそう
無かったんじゃないかと思うけれど、
高低差を出しにくいテーブルウェアで、
ジャグの存在は大きく、これがあるのと
ないのとでは、見た目が全然違ってくる。
一手間かけてテーブルをお洒落にするのなら、
それこそジャグを使うのが手っ取り早い。
飲み物をペットやパックのまま出すか、
ジャグに移すか、其れぐらいの話だから、
実は、そんなハードルも高くはない。

で、ジャグも結局はこのベルマンに
辿り付いてしまうのだ。元々はもっと
スッキリしたデザインのジャグに惹かれ
ベルマンはどちらかと言うとイマイチと
思ってしまっていた時期が長かった。
けれども、結局の所、これなんだな。

スコープの洋食器ラインナップも
スッキリとしたデザインの物が多いので、
ジャグの様な大きな物に、少しコッテリと
した要素を盛り込みバランスを整えるのは
良いと思っている。パラティッシの様な
食器との相性も抜群に良いので、
そんな組み合わせもお薦めだ。

口も狭くないので洗いにくい事もなく
果物を入れたり、ミントを入れたりしても
取り出しにくい事もない。本体が丸みを
帯びているので、中に飲み物以外の、
レモンとかミントの葉とかベリーとか
ライムとか、そういった物が入っていると
凄く綺麗に見える。サングリアを作るなら
白ワインで作りたくなる、そんな感覚だ。

そして少々変化球な使い方かもしれないけれど
花瓶として使うのも実は凄く気に入っている。
このジャグは、なにしろバラがもの凄く似合う。
ジャグ自体が持っている空気が大量のバラの迫力に負けない。
ベルマンのベースにも同じ事が言えるけれど、
ただバサっと生けるだけで、まるで絵画のような
凛とした綺麗な仕上がりになる。

色々書いていて思うのだけれど
僕は、どうも、このベルマンを
少々気に入り過ぎているのかもしれない。

インゲヤード・ローマン、
とベルマン。

2014年の冬、
インゲヤード・ローマンに会った時
ベルマンの新作(花瓶)を見せてくれて、
あるアイテムのシェイプを修正したいと
思っている事も教えてくれた。

インゲヤードの中で、ベルマンは
ずっと続いていて、日々の生活の中で
修正したい点が見つかればそれを直し、
追加したいアイテムを必要と思えば、
それを加えていこうとしている。

こういったシンプルな物ほど
使い続け、実際の生活の中で感じた通り、
バランスを修正していくしか
良い物を作る方法はないのかもしれない。

新しさやアイデアみたいな所ではなく、
その物を使ってどうか、
その物のある生活がどうか、
心地良い使用感、物の品格のような所が
僕には際立っているように見える。

ある本に、インゲヤードの
インタビュー記事がでてました。

 私が作るモノはまだ未完成。
 人の手で触られたり、使ってもらって、
 初めて命が吹き込まれるのよ。

この文章を読んだ20代の頃、
正直ピンと来ていなかったんだけど、
実際に物を使い続けている今は、
素直に、なるほどと理解できます。

とこれだけ書いておいてなんですが、
誰にでも向いたグラスでもないのです。

このベルマンの独特な雰囲気と価値は
インゲヤードのデザインと
カリクリスタルの素材感、そして何より
ハンドメイドで一点一点作られる事で
表面に生まれる揺らぎを含めた個性豊かな
物のラインが組み合わさり完成します。

完全ハンドメイドの透明グラス。
マシンメイドの均一均質なグラスとは、
その美しさの方向性が違います。
サイズも違えば、全体に少し歪んでいたり
口元も基本斜めになっていたり様々です。
グラス裏面にあるポンテと呼ばれる
吹き棒をはずした丸い跡も、ザラッとしたまま。
少しチップしても、処理しないでそのまま。
ジャグについては一手間加え、ポンテ部分を
研磨処理してある物もありますが、
基本は何もしないままです。
結局、そこを綺麗に処理して均一にしたい
なんて考えがない物なのです。
でも効率化なんて世の流れは無視して
ハンドメイドで日用品を作り続けている。
そこがこの物の価値なのです。
多少グラグラするというのは当然あります。
大事にしてる点が今の一般的な物と違います。

だから、このグラス、向き不向きがある。
無理して手にしない方がいいです。

伊賀の飯碗の口縁部分に小石があって、
それがはぜていた。不良品ですと返品になった
わけですが、それを不良とするのか、当たりだ
と喜ぶのか。もし後者であるなら、きっと満足
頂ける物であると思います。
全体に歪んでるんだけど、可愛く見える。
それぐらいだと丁度いいと思います。

ユーザー代表としては
使っていくと、そんな歪みやガタツキなんて
気にもならないし、口元の歪みなんて
キャンドルの炎の揺らぎみたいに
かわいく見えてくるもんです。

ポルトガルのエコラ、東屋の伊賀、そして
個性豊かな日本の古物を日々愛用している、
そんな物が好きな人にはいいと思います。

何もかも一つの基準で型にはめてしまうと
少し偏った良い物もつまらない物になり、
何もかも同じになってしまうので、
ベルマンみたいな物は大事にして行こう。
このアイテムを続けていくために、
長く書いてしまいましたが
ご理解いただけるとありがたいです。
とにかく、いい物ではあるけれど
これは向かない人もいる。無理は無しで。
そこはどうかご理解を。

SKRUF (スクルーフ)
Ingegerd Raman (インゲヤード・ローマン)
材質 ガラス
寸法 ウイスキー:約φ77×H68mm / 約90g / 200ml
タンブラー:約φ77×H90mm / 約140g / 270ml
ジャグ:約W130φD170φH195mm / 約830g / 1400ml
※サイズ、重量は個体により差があります。
生産 Made in Sweden
備考 食器洗浄器 ×
  • 底のポンテ跡

SKRUF Bellman グラス

  • ウイスキー
  • ウイスキー¥4,600(税抜き)
  • タンブラー
  • タンブラー¥5,000(税抜き)
  • ジャグ100cl
  • ジャグ100cl¥12,000(税抜き)
  • 次回 入荷未定です