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五寸

五寸

左から
六寸
五寸
七寸

やっとこ

六寸

左から
五寸
六寸

左から
五寸
七寸

木屋 / やっとこ鍋

柄がない鍋がうまく使えるか?
誰でも最初はここが心配なんだけど
実はそんなに難しいことじゃあない

日々の生活に欠かせない調理道具といえば『鍋』。しかしその鍋、重いのから軽いの、高いのから安いのまでピンキリで形や素材、特徴も様々、どれを選ぶか?というと実はとても難しい。結局お財布と相談となったり、どんな料理もひっつかない!なんて強烈な謳い文句に屈してしまったり、洒落たブランド鍋を指名買いしてしまったり、最終的にはそんなもんです。そんな数ある鍋の中で、実にひっそりと存在するやっとこ鍋。知らないという方も多いでしょう。持ち手がない鍋というのは『取っ手が取れる~』でおなじみのあの商品のおかげで随分私たちの間でもなじみ深いものになりましたが、問題はあのペンチのようないかつい道具「やっとこ」ですよねぇ、やっとこで鍋の端を挟み、熱い鍋を移動させたり持ち上げたりするのって誰でもできるのか?熱い鍋を落っことしたりしやしないか?そんな不安がむくむくと湧いてきて、ハードルを上げてしまう、そんな気がします。この第一障壁というものはかなりの威力がありまして、この“使いにくそう~”な想像をぬぐうのはなかなか難しい。最終的には鍋選びの選択肢から外してしまう、そんなイメージがあります。昔から日本料理店などで使われていることが多い為、プロ使いの道具という印象が強いのも一因かもしれません。当の私も木屋から送られてきたやっとこ鍋を前にして、自分にこれを使いこなせるのか?はじめは心配でした。しかしそんなことは取り越し苦労だったと使い始めてすぐわかりました。逆にやっとこ鍋を使うようになり、今まで料理をするときに感じていた小さなストレスが知らぬ間に解消され、気持ちよさを感じる部分が増えていることに気づいたのです。

一枚の銅板からへら絞りと焼きなましが繰り返され、丁寧に形作られるやっとこ鍋。均一な厚みを作るのには熟練した職人の技が必要です。銅は熱伝導が非常に良い為、特に煮物などの料理をおいしく仕上げるのに適した素材と言われています。そこへさらにやっとこ鍋は継ぎ目もないですから熱がムラなく全体に回る、つまり料理に重要な熱回りの観点からみると、銅のやっとこ鍋というのは素材の良さが最大限に生かされているミスターパーフェクト鍋というわけです。また銅は抗菌作用も高いと言われていますから、衛生的にも安心です。柄がないことはそれ以外にもいい部分があります。たとえばコンロの上で調理中、他の道具と干渉せずに広くスペースを利用できますし、調理後に洗う時も余計な引っかかりがないから、スポンジや束子でぐるりとスムーズに洗えます。洗い流した後に水がたまる部分もないので、拭き残しもありません。更に使い終わった後は、ボウルのように入れ子にしてしまうことができるので、非常にコンパクトに収納できます。引き出しや棚に綺麗に収まる様子は、見た目も美しくとても気持ちいいです。ふちに向かって緩やかにすぼんでいくような三味線型の胴、これはつゆや汁が注ぎやすく、吹きこぼれしづらいように設計されたもの。このおかげでかなり吹きこぼれの惨事を回避できるでしょう。とはいえ、銅鍋は思っている以上によく熱が伝わりますから、油断は禁物ですよ。かなり頑張ってはくれますが、鍋にも限界というものはあります。火にかける際は、基本的に弱火~中火とするのが安全、特に牛乳などはあっという間にあったまって一気に吹きますから、火加減はやや弱めを心掛けるようにしてみてください。

さて最大の難関であるやっとこ使い。なのですが、結論から言ってしまうとそれほど難しくもないのです。てこの原理で鍋はがっちり挟めますし、腕全体を使って垂直に鍋を持ち上げることになりますから、手首だけに負荷がかかることもありません。一番大きな七寸にお湯を沸かしても、上腕二頭筋にほどよい刺激が加わる程度の重さ。よほどのか弱き乙女でなければ、問題なく持ち上げることができてしまうのですよ、残念ながら。やっとこでしっかり端を挟み持ち上げれば、鍋を落っことすなんて不安もありませんからその点もご安心ください。それよりも早く慣れるために、たくさん使うこと、それが重要です。そうして普段の料理にやっとこ鍋をフル活用するようになれば、何の苦も無く、実に自然に使いこなせるようになります。

どのサイズも欠けると困る
だけどこれさえあれば大概オーケー
やっとこ三兄弟、やっとこ。

ではそんなやっとこ鍋、一番使い易いサイズってどれでしょう?となりますよね。一通りつかってみて思うのは、3サイズ揃えて使うのが無敵だということ。やはりやっとこ鍋はある程度まとめて使った方がその良さを最大限に体感でき、慣れも早いと思います。鍋によってやっとこが必要だったり、要らなかったりするとその使い分けに余計難儀しますし、やっとこ鍋の最大の良さとも言える、仕舞いやすいという利点も数個あって生かされるというもの。というわけで個人的意見としましては、鍋は全てやっとこ使いするのが習得への一番の近道だと思います。ただ、鍋3サイズ+やっとこでしめて63500円ナリ~、決して安いものではありませんから、将来的に全てそろえるのを想定しつつ、まずは今不足しているサイズからというのでも勿論オーケーです。あと、今使っているもので不自由を感じていない方は、これに買い替える必要は全くないですから、それを大切に使いましょう、それが良いと思います。ひとり立ちや結婚などで新生活が始まる方、今使っているものが悪くなったり、使い辛い不満点がある方、そんな皆さんは台所の一区画を空けて、ぜひやっとこ3兄弟を招き入れてみてください。普段料理をすることが多い方であればあるほど、その魅力を強く感じられると思います。そして最終的に、鍋はもうこれがあればよし、となるはずです。

3サイズはそれぞれに適した使い方があり、この三つがあればだいたいの料理はカバーできます。家族構成や料理の頻度によってよく使うサイズは変わってくると思いますが、一人暮らしの私を例に、それぞれをどんな風に使っているのかというと…

五寸:15cm
料理の下ごしらえや、おかずを温めたりするのにいいサイズです。私は毎朝の味噌汁を作るのに使います。一人分の調理にはこのサイズがちょうどよく、薬味俎板とセットで使うのが朝のスタイルとなりました。口径が小さく水分の蒸発量を抑えることができますから、少量の汁物を作るのに向いています。

六寸:18cm
料理の下ごしらえに丁度いい大きさです。水かさが必要な煮物を少なめに作る時や、あさりのお吸い物やうどんのだしなど汁物をしっかり作りたいときにもこのサイズを使います。3~4人の家族になると毎朝のお味噌汁にはこのサイズがちょうどいいかもしれません。一般的によく使うサイズといえばこれになるでしょう。

七寸:21cm
煮物を多めに作ったり、カレーや豚汁など週末にまとめて作りたいときはこのサイズです。うどんやそばを茹でる時や、葉物野菜を茹でるときなど、湯量がたくさん必要な場合はこれを使います。熱のまわりが早いので、お湯が早く沸くのもよいです。

で、使っていると欲しくなってくるのが蓋。じっくり煮物を作るときやお湯を沸かすときは、蓋が必要です。残念ながら今回同時に蓋の取り扱いを始めることはできませんでしたが、現在開発途中と聞きましたから、後々のラインナップを待つこととしましょう。しばらくは何か代用できるものを探してみてください。また、その他にも蒸篭を使うためのパーツ(蒸し板のようなもの)の制作が進んでいたり、横つかみ型のやっとこが開発途中だったりと、やっとこまわりも広く展開していくようですから、基本の鍋を中心に調理道具を少しずつ集め、じっくりと使い込んでいくこともできそうです。

一生付き合うには
優しく接するのが大事。
あとマメにかわいがってやると
そのうちピカピカに成長します。

さて、一生ものとして手にしたやっとこ鍋、末永く供に暮らしていくためにどんなことに気を付ければ良いかというと、さして難しいことはありません。使い終わったらきれいに洗い、しっかり水気を拭き取る、それくらいです。ただ、銅は塩分や酸に弱いので、特にトマトソースや甘露煮などは入れたまま放置せず、調理が終わったら早めに他のものに移しましょう。また、こびりつきなどのしつこい汚れにスチール束子やクレンザーを使うと、内側に施された錫メッキがはがれ、銅がむき出しになってしまいます。ガンコ汚れはお湯でふやかし柔らかくしてから、束子やスポンジ等で落としましょう。しかしまあこれはどんな鍋だってそう、ゴリゴリせずに優しく洗うよう心がければどんなものでもずっと長持ちしますもんね。銅の表面は使ううちに酸化し、10円玉がだんだん黒くなるように少しずつ風合いが変わっていきます。ちょうど、銅之薬缶のような変化の仕方です。銅や真鍮などの素材を上手に使っている人たちに普段のお手入れ方法を聞いてみると、とにかくよく拭く、らしいです。毎日マメに拭いていると、だんだんとつやっと光沢のある風合いに変わってくるということ。それを聞いてから、私もよく“拭く”ことを心掛けるようになりました。また徐々に変化する酸化とは別に、銅鍋は一度使っただけでも、火にあたる鍋底部分が焦げて黒っぽく変色します。ぴかぴかのまま使いたいという方や、汚れがあまりにも目立つような時は、酢と塩を混ぜてその部分をこすり、しっかり水洗いすると元の色にきれいに戻ります。銅の風合いも好みはひとそれぞれ、どんな風に育てるか、どのように変化させていくか、そんなところも楽しみながら使えば愛着もわくってもんですよね。最後に、緑青と言われる緑色っぽい錆が出てきた場合は早めにやわらかいスポンジなどで磨き、洗った後水気を拭いて良く乾かします。体に悪いものではないらしいですが、見た目があまり美しくないので。ただ、毎日使い、きれいに洗い、しっかり水気を拭きとる、ここが身についていれば、そうそう現れるものではないと思います。

text: スタッフ 成戸

木屋(きや)
材質 鍋 : 銅 ( 内側 : 錫めっき )
やっとこ : 鉄、クロームメッキ
寸法 鍋 /
五寸 : 約 φ150 × H75mm / 約540g 容量:1.2L
六寸 : 約 φ180 × H87mm / 約770g 容量:2.0L
七寸 : 約φ210 × H100mm / 約1000g 容量:3.1L

やっとこ /
約W230 × D50mm / 約300g
生産 Made in Japan
 
ガスコンロ 電気コンロ 電磁(IH)調理器 オーブン 食器洗浄器
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説明書ダウンロード

木屋 やっとこ鍋

  • 鍋用やっとこ
  • 鍋用やっとこ¥2,500(税抜き)
  • 五寸
  • 五寸¥17,000(税抜き)
  • 六寸
  • 六寸¥20,000(税抜き)
  • 七寸
  • 七寸¥24,000(税抜き)