東屋 / 俎板(まないた)
この頃のヒノキは
目が詰まっていて凄くきれい。
徳川吉宗の時代に
植えられたヒノキもあるんですよ。
そんな言葉を聞くと心がときめいて目の前にある一枚の俎板が今まで以上に素敵な物にみえてきます。樹齢200年以上の木材を使った一枚板の俎板。作られた江戸の世界をテレビを通してみる事はあっても、遥か昔のチョンマゲなお江戸の時代を直接肌で感じるような機会はそうそうない。でも、その頃に植えられた木が、長い年月を経て成長を続け今やっと成長をとめ、日用品となり僕達の手元に届いている感覚。その何百年という、とても長い時間がつながっている感覚を味わうと細かな事はどうでもよくなって、一緒に時を過ごしてみたい、使ってみたいという強い願望と、その木に相応しい正しい姿勢で使ってやらなければ、と思う二つの気持ちがむくむくと膨らんできます。実際に、今こうして僕たちがこんな綺麗なヒノキの俎板を使う事ができるのも、木曽ヒノキが古来より良質な材として尊重され、江戸時代には尾張藩により厳しく伐採が禁じられ、明治維新後は国有林となり、手厚く保護され続けてきたからこそ。そんな昔からずっと大事に育てられてきた木曽ヒノキを使った俎板を、今の僕たちが使う事ができるのは、昔の沢山の先輩方のお陰ですよね。大切に末長く使っていきましょう。
江戸時代から続く伝統技法を守り
木肌にあわせて
鉋で仕上げられています。
ヒノキには芳香樹脂成分が含まれているので、腐りにくく、カビの繁殖も抑えられます。表面は丁寧に鉋で仕上げられています。とはいっても塗装などは一切されていない無塗装の一枚板。使用に際し細かな心配ごとがある人もいるかもしれません。でも木曽の職人さんの合言葉となっている『木の肌と人の肌は同じ』という言葉の通り、やたらと気を遣っても別人のようにならない代わり、数日手入れを怠ったからといって急に醜くもならない。でも、毎日のちょっとした手入の違いで、10年、20年後の様子にじわじわと差が出てくる物ですからそんなに大袈裟に構えなくても、大丈夫。なるべく合成洗剤は避け粗塩を使って洗い木目を垂直にして立てて乾かす。そんな事を守りながら、いつもより少しだけ大事に使っていけば、心地よい包丁の当たる音を末長く聞かせ続けてくれるはずです。
2020年11月20日
俎板の黒カビを抑えて
長く使うコツ
ヒノキの俎板は天然の木材なので、使い続けていくうちに少なからず黒カビが出現してきます。ですが、扱い方によってその寿命は随分と変わってきます。まず、使う前には水で俎板を濡らします。これは切る食材の色やにおいを俎板に染み込ませない為です。そして、使い終わったら出来るだけ速やかに洗う。洗った後は食器と同じように拭き、一日の最後には一番カビの生えやすい両端に除菌消臭剤のA2ケアをシュッと噴霧しておくと、菌の繁殖が抑えられます。お茶を飲むついでに沸かしたお湯が余れば、シンクに俎板を立てかけて熱湯消毒するのも良い方法です。そして、立てかける木目の方向なのですが、水切れが良く、早く乾くという理由から「木目を縦にして立てておく」というのが定説として広まっているので、それを信じてずっと縦にして乾かしていましたが、ユーザーの方から「木が生えていた縦方向に置くと、逆に水分を吸い上げてしまうので、横向きに置くようにすれば、黒ずみませんよ。」というご意見を寄せていただきました。これは目からウロコの情報でした。横向きでカビないのならこれからは横向きににすべし。ということで、早速試してみています。現在の商品ページの俎板は縦方向に立てかけていますが、そのうち横向きの時代到来!ということもあるかもしれません。ある程度の時間が経ち、変化が感じられたタイミングで、またご報告しますね。(スコープ酒井)
2022年3月3日
改めまして、タテからのヨコ。
ヒノキの俎板に発生する黒カビをできるだけ抑える日々の扱い方として、「洗った後はタテに乾かすベシ」という管理方法で長年愛用してきました。それでも生えてくる黒カビはもう致し方なしと諦めていたのですが、一昨年の秋頃にスコープユーザーさんから「木の俎板は、立てたままだとずっと水を吸い上げ続けてしまうので、一旦立てて水を切った後は横向きにして干しておくと両側面が乾くのでカビにくいですよ。」という情報をいただき、それは良い情報を聞いたと、早速横向きにして乾かしていました。食器と同じ様に布巾で俎板を拭き、余裕がある時は両側面にA2ケアを噴霧して菌の繁殖を更に抑えたりしてちょっと手厚く扱っている事もあるのかもしれませんが、梅雨を越し、秋の長雨を越し、一年半程いつも通りに使い続けて様子を見ていたところ、一代前に使っていた俎板の時とは明らかに違っているのです。なんとまだ黒カビがそんなにキテない。私の感覚的な報告となりますが確かに黒カビの発生速度が違うと、そう実感しているので、この辺で堂々ご報告させてください。改めまして、俎板横向き時代の到来。タテからの、、、ヨコ。ヨコがいいみたいー!(スコープ酒井)
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 山一 (やまいち)
商品スペック
- 材質
- 木曽ヒノキ無垢材
- 寸法
- 大 : W420×D230×H30mm / 約1100g
小 : W360×D180×H30mm / 約810g
*重さは個別に計測しています。カート上でご確認ください。 - 生産
- Made in Japan
- 備考
- ご使用前に湿らせることで匂いを吸い込みにくくなります。また使用後は粉状のクレンザーか粗塩で水洗いし、風通しの良いところで乾燥させてください。重曹は木を変色させる恐れがあるので使用を避けてください。
削り直しについて
削り直しについて
木製の俎板を使い続けていくと、包丁による表面のへこみや変色がどうしても起こるものですが、削り直すことで新品のような使い心地に戻せます。製造元の山一では、有償で削り直しを受け付けていますので、お願いするのも長く使い続ける一つの方法です。但し表面、側面共に削るので一回り小さくなります。そこは予めご了承を。
※へこみが5mm以上ある場合、こぼれた刃がくい込んでいる場合は削り直しできません。
修理をご希望の場合まずはメールにて下記の内容をご連絡ください。
問い合わせ先:東屋
contact@azmaya.co.jp
- お名前
- 郵便番号/ご住所/電話番号
- 修理を希望する製品の状態(写真があれば添付ください)
購入前に確認ください
- 木口面(短辺)は使用していると木の性質上ヒビが入ります。使用には問題ありません。
- 割れの原因となるので、直射日光による過度な乾燥や長時間水に浸けたりしないで下さい。
説明書ダウンロード : 俎板
個別販売商品
個別販売とワケアリの考え方 (必読)
個別販売というのに燃えています。バードなどに取り入れている全て個体撮影をしちゃいますよ的な甘栗むいちゃいました的なやたら手間の掛かる手法なのですが、物によっては、その激しい個体差を「どうぞ味としてお楽しみください」の一言で片づけるには少々強行突破過ぎますよね~と僕は感じますからチマチマと個別に撮影をしましてそれぞれの味をじっくり噛みしめこれと思う、我が味をピックアップ!最も気に入った個体を迎え入れるがベスト電気!を可能とするべく日々精進しております。そして、これから徐々に対象商品の幅を広げていこうと考えてますから、ここで一度、個別販売と訳ありについての考え方を説明しておきます。実は個別販売をスタートするまでに紆余曲折し現在の形に至っています。最初は少しでも好みの物をお届けできればと、系統分けをしまして、ワケありも同時販売で進めましたがその区分をしている時に、ん!?と気づいた事があったのです。その系統ワケ、ワケありの区分。その区分が人によって全く違う、全然違ってくるのです。僕にとってはワケありであっても別の人にはワケがない。むしろ、それがいいんじゃないとなり、逆に僕の選んだ物の方がイヤだとそんな事が多発してしまいました。そりゃそうですよね。みんな好みは違いますから。それで全在庫を個別撮影し全てから好きな物を選んでもらう個別販売をスタートしました。つまり系統分けもなければワケありもない、区分が何もない。多くの方がストックから好みの物を選び、手にできるようになったからそれは素晴らしい事ですが、当然、選ばれなかった物は残ります。段々と皆に選ばれない物、つまりは多くの人にとってワケある物の集合となっていきます。だから、その選ばれない物を選ばれない真の「ワケあり」として少し価格を落としましょうかとそんな仕組みとすることにしました。とはいえ、これはシエッポ発売時に気付いた事でシエッポ第一弾やアルエの発売時にはそれを伝えて販売開始しているので、それなりに共有できているとは思いますが今後は個別販売全体に取り入れていきますから、ここで皆さんにもう一度説明をしてみています。個別販売はとても素晴らしい。素晴らしいのですけれども残る物はずっと残り続けます。そしてそれが降り積もっていけば残り物の塊になってしまいます。それを常にリフレッシュしないとこの個別販売の企画は続かない。だから定番バードも在庫が少なくなってくると入荷するのですが、その入荷するタイミングで残っていた物は少しお手頃にする。そんな仕組みにしたいと思います。そうしないと選ばれない物の集合体になってしまいますから。ですから、ワケアリでもいいからお手頃に買いたい!って人はズバリ!待ってればいいんです。売り切れなければ価格が落ちます。残り物には福がある、ですしね。そして案外、大きなガラス作品はあまり完璧ではない荒れた作品の方が、いい味を出していたりもしますからねぇ。ただ完売してしまったらゴメンナサイですが。その値下げという事を今まで殆どやらずにいましたから今後はそのように進めていきます。
小
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小 0427
7,920円 (税込)
707g販売終了しました
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小 0428
7,920円 (税込)
748g販売終了しました
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小 0429
7,920円 (税込)
704g販売終了しました
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小 0430
7,920円 (税込)
671g販売終了しました
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小 0431
7,920円 (税込)
766g販売終了しました
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小 0432
7,920円 (税込)
774g販売終了しました
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小 0433
7,920円 (税込)
675g販売終了しました
大
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大 0448
13,200円 (税込)
998g販売終了しました
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大 0449
13,200円 (税込)
1169g販売終了しました
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大 0454
13,200円 (税込)
1218g販売終了しました
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大 0455
13,200円 (税込)
1097g販売終了しました
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大 0456
13,200円 (税込)
1002g販売終了しました