iittala / Teemaシリアルボウル15cm
ずっと作られているから
いいっていうのもある
一人暮らしを始めるとき、どの食器を揃えればいいだろう?そう聞かれれば、迷わず挙げる3つのティーマ。プレート23cm、マグカップ、そしてシリアルボウル、それが僕的スターターセットです。プレートのサイズについては人それぞれだと思いますが、マグとシリアルについては不動でしょう。最小限の食器と考えればこの3つ、この3つがあればなんとかなる。シリアルボウルなんて、僕自身の20年に渡るスコープ的生活において、いつの日も必要なくなったことはなく、使いどころが常にあり、もういいやと思ったこともない。もちろん使う頻度は上がり下がりするのだけれど、食器棚には必ずある。サラダ、ヨーグルト、スープ、フルーツ、少し残ってた朝食べるカレー、僕はあまり食べないんだけどシリアル、あとは鍋のとり皿、そんな所が主でしょうか。加えてシリアルボウルには、生産が延々続いているというロングライフ的魅力があります。1981年にTeemaが発表されて以来、多くのアイテムはサイズの見直しが行われたり、廃番となってはまた再生産されたりと変化していきます。多くは1981年から続く線ではなく途切れているのですが、シリアルボウルとマグは形もサイズも長らく変更されることなく、同じまま生産が続いています。変更の必要がない鉄板中の鉄板アイテムなのでしょう。人々に愛用され続けるティーマの中にあって、特別鉄板というのはなんとも素晴らしい。ずっと作り続けられている物だからこそ使い続けた先に、新しい家族が増えれば買い足すこともでき、手持ちを割ってしまったとしても買い直すことができる。その物の表面を覆う装飾、色や柄は変化しても、使い心地や使用感が変わらぬよう、同形で作り続けることが大事なのだナ。2020年10月、同じ物を作り続けるのか?終わらせて次を作るのか?そんな事を考えていく先に至った僕なりの今の答えです。
小さいとも大きいとも
思ったことがない
何故シリアルボウルをこれほど気に入って長らく使い続けているのだろう?それはサイズに無駄がないところが良いのだと思う。もちろん飽きる要素なきシンプルっぷりも理由の1つ。でも単にシンプルな物は案外つまらなくなって使わなくなる、もしくは使っているけれど意識は無になるから、シンプルだからイイって簡単な話でもない。やはり無駄のないサイズ感がこのシリアルボウルの価値として大きいと思うのです。小振りであれば、テーブルの上でも食器棚でも場所を取らないから邪魔に思わない。でも物を作っていると、こういう人もいるかもしれない、こう使う場合もあるかもしれないと、用途を広げた方が人気になると考えるから、サイズや容量は必要以上に大きくなってしまう物なのです。大は小を兼ねる、でも少し不便になる。ティーマのシリアルボウルは僕が持っている他のボウルに比べて小振りです。他はどれも満水で550ml前後の容量が多いのですが、ティーマシリアルボウルは450ml程度なので他に比べて20%ぐらい小さい印象です。そこに手軽さ、日常での使い易さがあるのだと思います。余計な装飾を削ぎ落してシンプルな形状にまとめ、容量についても余計に大きくしない無駄のないサイズだから、気に入って長らく使い続けられるのでしょう。このシリアルボウルは小さいとも大きいとも思ったことはないのですが、他のボウルを大きいと思うことはあります。
2020年10月20日
妄想的朝食の定番
厚切りのブロックベーコンを細切りにしてジリジリ油を出す感じでオリーブ油で炒める。玉ねぎ、セロリ、ズッキーニ、ニンジンなど適当に切った野菜を入れさらに炒める。油が回ったらトマトの角切りを加えてざっと炒める。野菜を炒めた鍋にべジブロス投入。(べジブロスは玉ねぎやニンジンの皮、セロリの葉など、スープに入れない野菜くずをたっぷりの水とお酒少々にて弱火で煮だしたもの。タマネギの茶色い皮は宝)ベジブロスが足りなければ水で調整。野菜がつかる程度なイメージですがまぁ適当です。沸騰したらコンソメを加え、野菜が柔らかくなるまで煮る。ベーコンに塩気があるので塩胡椒しなくても良いのですが、そこはお好み、その日の気分で調整してください。そんな野菜スープを作っておき主に朝食とします。パンとスープの日もあれば、それをもち麦ごはんにかけて食べるという日もあります。このスープをかけたもち麦ごはんというのが僕のツボでして、スコープアパートメントでの定番朝食になっています。特に忙しい日はスープを温めてかけるだけだから手間いらずで便利なのです。僕が少し変わってるのかもしれないけれど、全く飽きることがない。つまり僕的には毎日でも全然OKなのです。この食事にはヨーロッパの慎ましやかな朝食といったイメージが僕の中にはあり、全てに感謝しながら静かに食べる中世ヨーロッパ、朝のひと時、そんな妄想をしながら食べているから飽きないのかもしれないけれど、だからこそ飽きるのかもしれない。そして、そんなイメージで僕が食べているということをスタッフは多分知らない。ちなみに、もち麦は佐賀県多久の永石農園《永石さんちのもち麦》にすると色々スッキリするので欠かさず常備しています。『ヤバイ!永石さん終わりそう!』チョイチョイ聞くフレーズです。
2021年5月13日
オールブランを食べる意欲
ケロッグの朝ごはん、最高だなー嬉しいなーと思っていたのは子供の頃の話で、大人になってからはそういった朝食に興味が全くわかなくなってしまったんだけれど、最近妙にオールブランを食べてます。そう、やたら食べてまして、これが悪くない。いや、むしろ美味しくいただいている。そしてオールブランが朝食となれば、スリムドカン的快腸、素晴らしき日々、明るい未来。どうしてオールブランを食べる意欲がこんなに増しているのか?と思えば案外ティーマリネンとオールブランで少し同系色グラデーションという、僕好みの型にはまっているからなんじゃないかと気付いてしまった。それが実際そうなのかは確認する術もなく、直接的理由なのかわかりませんが、シリアルボウルリネンが食器棚に増え、僕はオールブラウンを食べる意欲が増したという事実だけはあります。詳しくは学会からのレポートを待ちましょう。もちろん、ここはオールブランでなくチョコワやチョコクリスピーでもよいのだけれど、大人だからオールブランを選択する健康志向ながら、体重は何故だか減少しないのは不思議だ。痩せたい気持ちはあるのだけれど取材の時に僕の手が被写体としてイイなんてことを言われるから太っている価値、太っていていい、そのいい訳もできている。僕が僕であるために、ということか。アイデンティティ。僕という個体は生き残るために痩せることを拒否しているようだ。
2022年7月21日
ディルを買ったら作るもの
星ヶ丘三越(通称ホシミツ)に行く用事がある時は、必ず野菜売り場に立ち寄りディルがあるかをチェックしています。1パック40円で売ってるときは超ハッピー!無事ゲットできたらイコールその日のご飯はサーモンスープに決定です。海外旅行が出来ない日々が長く続いて、フィンランド欲MAXを迎えていたので、今回はサーモンスープだけでなくフィンランドの黒パンサーリストライスレイパ(Saaristolaisleipä)も焼いて、普段は単品使いのティーマシリアルボウルも下にペーパーナプキンとプレート17cmを敷いて気分はもう完全にフィンランドの食堂。我ながら上出来で大満足な仕上りでしたが、余計にフィンランドへ行きたくなってしまったのでした。(スコープ松尾)
- ブランド
- iittala
- デザイン
- Kaj Franck (カイ・フランク)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約φ150×H55mm / 315g / 容量500ml(満水)
- 生産
- ホワイト: Made in Romania
その他 : Made in Thailand - 備考
- オーブン(直火不可):○ / フリーザー:○ / 電子レンジ:○ / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
説明書ダウンロード:陶磁器
Teema シリアルボウル15cm
-
リネン
3,300円 (税込) -
パールグレー
3,300円 (税込) -
パウダー
3,300円 (税込) -
ハニー
3,300円 (税込) -
ヴィンテージブラウン
3,300円 (税込) -
ホワイト
3,300円 (税込)