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house towel バスマット

SCOPE / house towelバスマット

これでいいんじゃ？バスマット
これがいいんだってバスマット

ハウスタオルのバスマットが欲しい。とても嬉しいリクエストを多く賜り、何度も試作を繰り返してみたものの、どうもシックリこなくて中断。そこから数年が経過した後に、急にスッキリ満足いく物が完成しました。試作中断前は一般的なバスマット、つまり大きく厚手のバスマットに手を加えていたのですが、そこから普段使っているタオルを厚く大きくする発想へと方向転換したのが大正解だったようです。途端にゴール、完成を迎えましたハウスタオルのバスマットです。コットン100%、サイズはハウスタオルミニバスの半分ですから、折りたたんで積み上げた時にミニバスと並べてスッキリ見えますし、サイズは50cm×63cmですから比較的小振りです。体の大きな男性が使っても小さいとは思わないギリギリサイズ（自身実測）、厚さも適度で厚すぎることのないコンパクトなバランスです。このバスマットを初めて使った時には、そのコンパクトな使い心地に新鮮さを感じてしまいました。ユーザー皆々様からの感想も上々です。振り返ってみますと、それなりのホテルで使われているバスマットも同じような方向の物ばかりなのです。家庭で広く使われている厚くて重い大判バスマット、滑り止め付きの物なんてみたことがありません。ましてやモフモフモコモコはありえない。清潔に保つために洗い易く、適度な厚みと大きさ、日常使いのバスマットも元はそうだったのでしょう。特別大きくなくてもいいし、厚くなくてもいい。だから特殊な加工や機能も必要ない。このハウスタオルバスマットは多くの意見、提案、要望に応え続けて変化し続けた物から沢山の引き算をして原型に戻った、つまりスコープでよくある《フリダシに戻る》です。

サイズと厚みと乾き具合
諸々なんだか爽やかです

ハウスタオルと同じ素材だから吸水性も高く、乾きも早いのだけれど、もしこれが厚かったら、乾くまで時間は掛かるのは当然です。過去に試作した厚いバスマットを長らく使っていましたが、なかなか乾きませんでした。いつもバスマットだけが物干しに居残りしていましたので。それでバスマットとして使える厚みながら、他の洗濯物と一緒に洗って干した時に、どれも同じ頃に乾く、居残り無し、そんな使用感を狙って試作しました。バスマットでありながら重厚感のない、つまりタオルみたいに爽やか。人によってはタオルじゃないの？と感じる人もいるようですが、バスマットとして使って困ることはなく、使い心地も良いのだからコレでいいじゃない。とにかく僕の生活には合っています。実際に生活をしていくなかで、厚手の大きな試作バスマットしかタオル置場になく、それを使う羽目になってしまった時のアチャーと心の中に響く残念感は結構大きい。これを使うと洗濯しても乾かないから面倒くさい！と使う前から思ってしまうのです。でもハウスタオルのバスマットを使う時には、そういった感覚が一切生まれてこないあたりが素晴らしい。洗濯に対する感覚が他のタオルと変わらない、それがこのバスマットの魅力だと思います。滑り止めが欲しい！もっと厚い方がいい！とリクエストは寄せられますが、様々な要望に応えたバスマットは世に溢れていますし、リクエストに応えれば応えるほど、他の物と同じ道を歩んでしまい、その先は僕の欲しい物ではなくなってしまうように思います。だから、これはこれで、このままでいいと思っています。

物との付き合い方を考える
そんな一例的なこと、オマケ

家族が多い。これでは終わり頃にビショビショになってしまうので、もっと大きなサイズも作って欲しい。そんな要望を聞いて考えたのだけれど、そうすると洗濯が大変になるから物を大きくするより、小さな物を2枚使うというのはどうでしょう？スコープスタッフの一人がバスタオルは洗って干すのが大変だからフェイスを2枚使って体を拭くといっていたけれど、その発想に近いです。大人数で使うバスマット。大きくて厚い物を1枚使うより、小さくて薄い物を2枚使った方が気持ちよく使えるはずですし、洗濯も楽です。誰かが脚裏に難を抱えていれば、その対策にもいい。物が小さくなる事で小回りが効くようになります。宿泊するお客さんがいる時にも便利です。物を大きくして解決するより使い易い小さな物を組み合わせて使っていった方が結果として便利な事が多いと思う。物を自分に合わせて変化させるより、物に合わせて使い方を考えた方が生活も豊かになり、物も素朴で良い物が揃っていきます。僕はそんな物の選び方、思考に変化していった方がいいと、常々思っています。って事でハウスタオルバスマットはいいんだよねという事なんだけど。

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