Arabia / Paratiisiボウル17cm
内側も外側もパラティッシ
特別な日、お祝いの日にはパラティッシのオーバルプレート25cmをメインプレートにスープボウルを添えればテーブルの華やかさ増してナイス!パラティッシ尽くしのテーブルセット、それを組もうと考えるならスープボウルは必須なんだけれど、これがまた割高に感じる難関。値段が高くなる理由は、器の外側だけでなく内側にも柄が施されているからというのが大きく影響している。そして、それが魅力でもあり、どの角度から見ても、料理が入っていない状態であっても豪華なパラティッシ柄が、その場を飾ってくれることになる。外側も内側もパターンがあるのは、このスープボウルと、あまり作られる事のないボウル23cmぐらいでしょう。
アラビア工場で生産されていた頃、丁度このスープボウルに柄をつけている所を見学させて貰いました。その時に職人の方から、『内側の柄つけは特に気を使う』という話を聞きまして、なるほど内側に装飾するのが手間がかかり、だからスープボウルは他より割高になるんだと理解。確かに深さある器の内側に柄を張り込むのは外側に比べて大変そうでした。だからこそスープボウルは他より少し特別な雰囲気となるのでしょう。総柄だからといいますか。そしてスープボウルも含めて揃えるとなると、かなり高額になりますので一気買いは大変です。昔も今もフィンランドでよく聞く話ですが、どうぞ少しずつ揃えていきましょう。そうそう、話は全然変わりますが、昔はスープボウルも楕円形だったんです。それも微妙な楕円形。流石にそれを復活させたいとは思わないのですけれど。
ティーかスープボウルか
パラティッシを買おう。それならば、まずはオーバルプレート25cm、2009年にスコープが力技で復刻してみたアイテムです。パラティッシが発売された1969年当時はどれもこれもカップ&ソーサー以外オーバルだったのだから、これに勝る現行パラティッシはないと思っているので、まずはオーバルプレート25cm。そこに買い加えるならティーカップ&ソーサーが有力候補。これはティータイムに使うだけでなく、カップをスープ皿として、ソーサー(プレート16.5cm)をパン皿として使えるので、用途がダブル、幅広く便利に使いまわせます。もしくは、このスープボウルへ進む。サラッとしたスープ程度であればティーカップで事足りますが、ボルシチ、ポトフ、シチューといった料理になれば流石にティーカップでは役不足の容量不足。パラティッシをメイン食器とするなら、スープボウルは結局欲しくなります。スープボウルが手持ちにあれば、パラティッシプレート16.5cmではなくても、サイドプレートとしてティーマ プレート15cmブラックあたりを使う事もできます。そう組み合わせてみればスープや煮込み料理にパンというシンプルな食事の時であってもラフになり過ぎず良い雰囲気になりますから、ティーカップ&ソーサーを買わずともテーブルは成立します。そんな方向もアリです。
2023年2月2日
スープを食べる
ロヒケイット(サーモンスープ)が食べたーい!と思い立ったもののディル探しに出かける気力もなかったので、何か美味しい魚系のスープはないかなとKala(=カラ、魚)Keitto(=ケイット、スープ)で画像検索をして見つけたレシピを試してみました。鍋にカットトマトと魚のブイヨン、玉ねぎとジャガイモを入れて煮込み、最後に白身魚(パーチと書いてあったけどなかったのでタラで代用)とクリームチーズを入れて温め、仕上げにパセリを散らして完成。トマトベースのスープの仕上げに牛乳を少し足すことはよくありますが、クリームチーズを溶かすのも濃厚ですごく美味しかったです。魚系のスープが飲みたいだけなら日本のサイトで探せばいいのに、わざわざフィンランド語で検索してしまうのがフィンヲタの性。ちなみに、フィンランド語だとスープは飲むではなく食べると表現するくらいボリューム満点なものが多いです。(スコープ松尾)
- ブランド
- Arabia (アラビア)
- デザイン
- Birger Kaipiainen (ビルガー・カイピアイネン)
商品スペック
- 材質
- 磁器
- 寸法
- 約φ165×H53mm / 540ml
- 生産
- Made in Thailand
- 備考
- オーブン(直火不可):○ / フリーザー:○ / 電子レンジ:○ / 食器洗浄機:○
購入前に確認ください
- 小さな黒点やピンホール、多少のがたつきは良品としています。
説明書ダウンロード:陶磁器