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Artek / LEHTI コットン・コーテッドコットン生地

Alvar Aalto Museumから出版された
Aino Aaltoのカバーを外すと、
Lehtiの黄色い布が貼りこまれている。

フィンランドを代表するデザイナーアイノ・アアルト。彼女が1930年代、40年代にデザインしたテキスタイル。今ではあまり出会う機会もないのだけれど、本の中でアルテックの家具やアアルト建築のカーテンに使われた姿を、いくつも目にするものだから、それを欲しいと思うのも当然か。そのテキスタイルは、北欧というより、日本の模様のようにも見え、遠い異国の模様とは思えないぐらい、僕にとっては接しやすく、なんだか近い。その北欧と日本風の心地よい混ざり具合が、アイノのテキスタイル、一番の魅力だ。

とはいえ、どんなに素晴らしくても手に入らない、使えなければ面白くない。それで別注してしまえ!とオーダーしたのが、中でも有名な植物柄のLehti(レフティ)、最初はやはり、これだろう。手始めにブルーとホワイトを別注してみたところ、ソコソコ好評で、そちらは既に完売している。そして続くのが、このイエローだ。とはいえ、今回が初の復刻という訳でもなく、何年も前にフィンランドで生産されていて、その時の布を僕自身は現地で見つけ入手しているから、僕個人の愛用歴はかなり長い。そして長らくテーブルクロスとして重宝しているし、これに替わる布はないとも思っている。加えてスコープの撮影でも使っているから、別注のリクエストも多く寄せられた。そんなイエローの登場だから、十分テーブルに敷けるよう、2メートルは持っていて困る事も、あと後悔する事もないだろう。布はやはり、それぐらいは欲しい。

そして手に入れたらテーブルに敷こう。この布を持つとアジアンな料理への興味が湧き出てきて、妙な活力が生まれてくる。暑い夏に、イエローの布を敷き、辛く爽やかなアジアンフードを食べる。これがとても心地よいのだ。タイのグリーンカレーやパッタイ、シンガポールのチキンライスにサテー、ベトナムのフォー、生春巻き、チェー。興味の赴くままレシピを調べ作り倒し、料理と興味の幅を広げていく。過去の海外旅行の記憶を辿り、味を思い出し、調理し食事をするのは何より話も弾んで楽しいものだ。とにかくシャンな布だから、このタイミングでファブリックコレクションに一枚加えておきたい。

次いつ作るかなんてのは
全くわかりませんから
在庫あるうちに、どうぞ。

布の別注というのは、結構な数量を必要とするので(大体3,000メートル)、そんな頻繁に作れるわけないってのが、正直なところですから、在庫あるうちに買っておいて欲しい。終わってしまうと次の入荷はいつですか?という質問が寄せられますけれど、それに答えるのは非常に難しいから。だって、どうせ新たに作るのなら、別のアイノ・アアルトのテキスタイルを積極的に別注したくなるのが僕の性分で、同じ布を別注し続けるより、今は勢い別の柄、別の色を別注をしたい。だから、一度作った布の再生産の可能性はとても薄い。在庫あるうちにお早目に。ちなみに、ホワイトとブルーのLehtiは他のアルテックのテキスタイルと生産地も異なりスウェーデン製でしたが、今回は他と同じラトビア製だから、前に別注したホワイトとブルーのLehtiとは生地や端の処理にちょっとした差異はあります。でも、そんな気にする事でもないように思います。そう言われても気になる方は、シエナ等と同じと思って貰えればOKです。

ブランド
Artek (アルテック)
デザイン
Aino Aalto (アイノ・アアルト)

商品スペック

材質
コットン生地 : コットン100%
コーテッドコットン生地 : コットン100%(撥水加工)
寸法
コットン生地:巾150cm(ミミ含む)
コーテッドコットン生地:巾145cm
生産
Made in Latvia
備考
コットン:
洗濯水温:40℃以下 / ドライクリーニング:○ / タンブル乾燥:X / アイロン:高温 / 漂白 : X
コーテッドコットン:
洗濯水温:40℃以下 / ドライクリーニング:○ / タンブル乾燥:X / アイロン:中温* / 漂白 : X
*コーテッドコットンのアイロンがけは当て布をして裏面から行います。

説明書ダウンロード:artek 生地