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Mademoiselle Rocking Chair

Artek / Mademoiselle Rocking Chair

タピオヴァーラ
マドモアゼル

ドムスチェアピルッカチェアと同じくイルマリ・タピオヴァーラがデザインしたマドモアゼルロッキングチェア。バリエーションとしてラウンジチェア(どちらかというとこちらがメインストリーム?)も存在します。どちらも座面低めのハイバック、安定感溢れるシリーズです。ピルッカにも通ずる脚部の作りは、ピルッカ誕生の翌年にデザインされているからでしょうか。とはいえカラー塗装をメインとしたシリーズですから、その雰囲気はピルッカと大きく異なりモダンな印象で、現代の日本的洋室にもかなりマッチすることと思います。ロッキングチェアといえば後ろに重心があり、後方に深く傾倒する座り心地をイメージしますから、初めてこれに座りますと少しばかりロッキングチェアにしては重心前気味?と感じるかもしれません。座面も横に広く、奥行はそこまで深くない形状だからというのもあります。それも慣れてきますと具合がよく、ロッキングチェアに座りテレビを見たりの日常生活にはバッチリです。また安定感がなにより素晴らしく、しっかりとした作りは非常に安心感溢れます。背もたれの上部で後頭部をグリグリ押さえたり、ロッキングチェア脚先で足の裏をグイグイ押さえたり、そんな少しズレた使い方もナカナカにグッド。ひじ掛けはありませんが、ひじ掛けが無いゆえに横座りできるというのもいいものです。細かな利点を添えましたけれど、ロッキングチェアがある部屋の雰囲気というのは大きな魅力のひとつ、愛用している部屋を見てそんな風に思います。

Mademoiselle Rocking Chair Mademoiselle Rocking Chair

マドモアゼル
ロッキングチェア

一般的なチェアとソファーの間にラウンジチェアがあり、ラウンジチェアが揺れればロッキングチェア、そんな風に僕の頭の中の座る道具界は構築されています。そして、どちらかといえば日本の生活に馴染みの薄いラウンジチェアやロッキングチェア、そこに僕が興味を惹かれてしまうには理由があります。まず、古い物を集めようと思えば、ここはいくらでもいい物が出てくるから出会いが多い。また使ってみればソファーのように大きくもなく、重くもないから移動も楽で掃除に困ることもない。引っ越しであったり、万が一の際に修理に出すとしてもソファーに比べれば気楽なものでもある。そう、実用的であるのに、チェアよりゆったりと快適でラグジュアリーな香りを備え、実に豊かな雰囲気を感じてしまうんだから、いいとこどり極まりない物だと思うのです。と、いつも力説しているのだけれど、これも考え方様々でして、ひとつの偏った考えとして参考まで。特に僕は小さい物がいいと思い込んでいます。その方が変化に対応し易く、息の長い物になると考えるから。人生色々変化を繰り返していくのだから、物は小さな方が変化に対応し易く、自分に添い続けてくれると思っています。小さな物に比べれば、やはり大きな物は持て余すことが多いんだな。そう考えればダイニングチェアに続いて手が伸びるのがラウンジチェアやロッキングチェア。そんな事もあってロッキングチェアに興味を持ち、スコープでまず取り扱ってみようと手を伸ばしましたのが、ドムスやピルッカをデザインしたイルマリ・タピオヴァーラのマドモアゼルロッキングチェアなのです。

Mademoiselle Rocking Chair

ロッキングチェア
ヴィンテージ

ヴィンテージの側面から見ると、2019年10月現在、マドモアゼルラウンジチェアは非常に珍しい物ということでもなく、マドモアゼルロッキングチェアであっても探せば出てくる、滅多に見つからないような超珍品という話でもないようです。そこで考えましたのが、レアであることと、良品の関係です。レアであるということは、物の数が少ない、つまり当時の生産数が少ないことが原因として大きいのでしょう。それは限定だったのか?人気が無く生産期間が短かったのか?逆にヴィンテージの数が多いというのは、当時人気で沢山生産されていたという物なんじゃないか?ヴィンテージの数が多い物というのは、広く愛用されていたもの、つまり使い易い物であり、それは当時人気のあった物であり、何十年後にも残っている物。ある一定の評価を得ていた物だと思うのです。これは良品としての一つの指標となるのではないだろうか。そんな風にヴィンテージ側面から見ましても、マドモアゼルラウンジチェアやロッキングチェアは発売当時も多くの人に愛され、長年愛用され続けた物なのだといえそうです。そんな考え方であるなら、マドモアゼルロッキングチェアを取り扱う前に、マドモアゼルラウンジチェアを取り扱うべきなのでは?という事になるのだけれど、そこは僕の趣味嗜好が色濃く反映されているから、スコープでの取り扱いはロッキングチェアからという事となります。ラウンジチェアに関しましては、またいつの日か。

ブランド
Artek (アルテック)
デザイン
Ilmari Tapiovaara (イルマリ・タピオヴァーラ)
Mademoiselle Rocking Chair

商品スペック

材質
バーチ(ラッカー塗装)
寸法
約W550×D910×H970mm/ 座面高 450mm
重量
約9kg
生産
Made in Finland

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  • 組み立て不要 完成品

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Mademoiselle Rocking Chair

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