東屋 / 麻布十四番
キッチンリネンっていうんだから
リネン、つまり麻を使おう。
キッチンリネンっていうんだから、リネン、つまり麻で作った麻布を台所で使おう。水をしっかりと吸うように、糸は太く14番手(※1)を使おう。手元に届けば使用前に一度は洗うのだから、織り上げた後の洗い仕事は省き、生機で製品完成とし無駄なコストは掛けず、より良い物をよりお手頃にしよう(だから使い始める前に50℃前後のお湯で洗ってね)。そんな積み重ねの上に、パリッとした気持ちのよいキッチンリネンが仕上がり、少しシャレの効いた麻布十四番という名の東屋のキッチンリネンが完成しました。純粋にリネン100%、麻100%だから、手元に届いて洗いを掛けても、すぐにはソフトな触感とはならないんだけれど、使えば使うほど柔らかくなり、毛羽も出にくくなり、吸収のよいマイ麻布へと育ちます。だから日々使いに使いまくって下さい。そうしましたら洗った食器や台所用品を拭きあげるのなら、これが一番!麻布十四番!そう思える日がやってきます。そんな少し先をイメージしまして、ジックリ使い続けることを僕はお勧めします。特に東屋ラバーズの皆様どうぞ。乾燥機にかけることで、柔らかさへ向かう時間に加速装置発動することもできるのですが、多少なりとも痛みを早め、毛羽の原因となりますから、あまりおススメはできません。高温はリネンの痛み、毛羽立ちの原因となりますし、洗濯時に柔軟剤の入った洗剤を使いますと(特に使い始め)織りが緩み、これまた毛羽の原因となります。ですから、高温と柔軟剤は避け気味としますのが僕的な付き合い方です。ただ、それが唯一の答えというわけでもありませんから、個々の考えと判断と好みと経験と調査と知識と興味の上にご判断下さい。多少失敗するぐらいが、経験になっていいものです。自分の付き合い方を見つけていただけましたら、それが何よりです。(※1)番手とは糸の太さを表す単位で大きくなれば細くなる。英国式。
シャトル織機による
麻布十四番はシャトル織機で織られています。シャトル織機は古くから使われている織機ですが、スピード遅く、人の手によるところも多い織機ですから、減少の傾向にあるようです。ですが基本的には人間が手足を使って織る、手織りと同じ方法で織られていますので、それに近い素材感の生地に仕上がるというのが魅力です。いい物が作れます。このシャトル織機で織られた生地の特徴は、織っていく際の横糸が1本につながっていますから、布地を織っていきますと生地の両サイドは綺麗に織り上がります。ですから、その両サイドは、製品幅と折り幅が一致していれば、後々縫製を必要としません。だから、この麻布十四番も縫製してあるのは2辺のみ、縫製していない2辺にシャトル織機で織られた証が見えるのです。
似た物同士の加速する馴染み
似た者同士で集まりましたら、それはヤハリ面白い、それがナニより今の僕には面白い。ストレスなく盛り上がり続けられるのが似た者同士の魅力だと思っていまして、とにかくそんな時間が大いなる息抜きとなり、成長につながっている。どうも年をとればとるほど我がままになるようで、あまりに考え方の違う人と過ごす時間は、後にもズルズル引きづりますから疲れに疲れてしまう。その点、似た者同士はいい。好きな物も似ていれば、興味がわくポイントも同じなんだから。それに加えて嫌なポイントも似ているから、長時間一緒にいて苦になることがない。薦めた本はすぐに読んでくれるし、本を薦められればすぐに読みたくなり読んでしまう。好きな食べ物の話をすれば、食の趣味も合うから、それもまたお互いの共通項となっていく。話せば話すほど、似た感覚を持つ人が付き合いを深めれば深めるほど、共通項は増殖して、被りは大きく広がり、どんどん馴染んでいってしまうのだ。そんな希少なる似た者を大事にしたいと50歳に近づく僕は考えているのだけれど、それがいいのかどうか?それは先になってみないとわからない!ナンテことを東屋の麻布十四番をキッチンに敷き、撮影に使った東屋の湯呑や蕎麦猪口、伊賀なんかを洗い並べながら考えていた。それを見ていれば似た物同士の集合が馴染むということは間違いないのだけれど。
2021年6月23日
食器にはEGYPT、食べものには麻布
キッチンの布事情といえば、TANKER2の上にはEGYPT。洗ったものはそこへ上げ、RAINで拭いて仕舞う。台拭き、まな板拭き、オシボリはhouse towel kitchenを色毎に使い分け、手拭きタオルはhouse towel ライト、繊細なグラスや和食器は手ぬぐいで。こんな使い分けが定着してきています。これでほぼ水回りは網羅されていて、リネン系アイテムはもう十分か、なんて思いもあったのですが、いやいやまだありました、麻布十四番の使いどころが。果実酒を漬ける時、洗った果物を暫く乾かす場所が必要だった。そんな時自然と手に取ったのが麻布十四番。そしてこれがなによりぴったりなのでした。真っ白で清潔なリネン生地に、きれいな果物が並んでいる様子はこれぞ、ザ・丁寧な暮らしなり!思わずシャチョウを呼びシャッターを押してもらったのでありました。洗ったものを乾かすにはEGYPT、食べ物には麻布十四番。個人的にスッキリしたレポートです。(スコープ成戸)
- ブランド
- 東屋 (あづまや)
- 製造
- 林与
商品スペック
- 材質
- 亜麻
- 寸法
- 約500×700mm
※ご使用前に50℃前後のお湯で洗ってください。
最初の洗濯でおおよそ表記寸法になり、その後の洗濯でも多少縮みます。 - 生産
- Made in Japan
- 備考
- 長辺に1つループが付いています。
麻布十四番
白(無地)特別価格
東屋の麻布十四番発売を記念しまして、白のみ特別価格1,980円となっておりますので、この機会にどうぞお試しください。
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白
2,860円 (税込)
1,980円 (税込)
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生成り
2,860円 (税込)あと 2個
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青
2,860円 (税込) -
赤
2,860円 (税込) -
黄
2,860円 (税込)