Holmegaard / Flora ベース
Floraベースはストップ
2011年から取扱を続けているので本当に長い付き合いとなっているホルムガードFloraベース、これは本当にいい花瓶だと思う気持ちは全く変わりませんし、スコープ必修科目みたいなアイテムであることも変わらないのですが、B品率がとても高いことも変わっていません。その問題を解決したくて交渉したり条件変更したりの努力はしてみましたけれど、結局のところ何かが良くなることはありませんでした。で、このまま取扱を継続するのもスコープの考えに沿わないと感じる日々でして、現状のまま仕入れることは一旦ストップすることを決めました。もう、その意思は輸入元さんに伝えてしまいました。そして、もっとFloraベースのクオリティをアップできるよう、スコープ販売分については日本生産で進められないか?という強いリクエストをしています。それがいつ実現できるのかわかりませんが、Floraの販売再開はそうなった先にと考えていますのでスコープでの取扱は一旦ストップしますことご理解ください。
スコープ的生活
必須科目フローラベース
シンプルで飽きもこない、でもシンプルというだけでもなく個性はあって、実際に使ってみれば安定の形状、飾ることのできる植物の幅がとても広い。食器でいうところのティーマ的バランスのように感じていまして、僕の生活になくてはならぬ物となっています。既に愛用から10年以上経過していますが、今も素晴らしいと思う気持ちは続いていますし、花を飾る習慣のない人にまずお薦めの花瓶を聞かれましたら迷わずこのフローラベースを推します。デンマーク王室御用達ブランド、ホルムガードのために人気デザイナーのルイーズ・キャンベルがデザインしたフラワーベース、名前はフローラ。イッタラにもフローラが存在するので、スコープでは区別するためにフローラベースと呼んでいます。『よい花瓶を見つけました。』2011年9月配信のメルマガからスコープでの取扱はスタート。そこでは、イッタラのBottnaやTeemaコーヒーC&Sが在庫限りといった情報が掲載されているのですから、スコープラインナップでも飛びぬけてロングセラーです。そして、人気は衰えることなく上がり続けているのだから、多くの人に愛用され、多くの人の生活に根付いていることは間違いのないアイテムです。最近は似た感じの安定型口径細気味フラワーベースも増えましたが、やはりフローラベースが一番だと僕は思っています。これぞスコープ的生活のマストアイテム、必須科目といえるフラワーベースです。
フローラベース12cm
花を飾ることの習慣化
底が広いので水を入れると素晴らしく安定します。縦に長いフラワーベースながら、どこにでも安心して飾る事ができるのは魅力です。ダイニングでもデスクでも玄関でも、そしてキッチンやトイレでも。そして、口が細いので活ける植物を沢山必要としません。一輪挿しのように使えばよく、茎の細い植物はよく似合います。逆に茎の太い植物はあまり似合わないように僕は感じるので、花選びで悩ましい時には茎が細い方を選ぶことが多いです。買い物ついでに植物を買い、部屋を飾る。花を特別に考えないで、日常に溶かしてしまうぐらいに習慣化させましたらステキな日々です。デザートぐらいの感覚でフローラベースに飾る花であれば気軽に買えますから、頻繁に花屋さんに寄ってみましょう。フローラベースその物がそこまで目立つ花瓶ではありませんから、盛大に部屋を飾り付けるより、日常に花を添える程度の使い方が似合います。また花束を貰った時には、大きなフラワーベースに生け、日が経ちましたら段々と枯れていくのですが長く楽しませてくれる花も中にはありますから、そういった元気な花だけフローラベース12cmに移して楽しむのも良いものです。
観葉植物に近い
大きな24cmの魅力
イメージしていたよりかなり大きく感じるフローラベース24cmですが、届いた瞬間に腰が引けてしまって大き過ぎたと後悔し、仕舞いこんでしまうのは勿体ない。とにかく使ってみましょう。この大きさだからできる事があり、大きさがなによりの魅力です。他に替わる物がないと考えましたら、価値は12cmより24cmの方が上です。底が広いので水をいれると素晴らしく安定し、倒れる事なんてそうそうありませんから長い枝を活ける事もでき、それが新風となります。もちろん、どんなに大きくても太くてもOKという話ではないのですが、試してみれば案外いけることが多いです。かなり太い桜の枝をいけたこともあります。部屋に大きな枝を飾りますと、観葉植物を置いたかのように激的に雰囲気が変化しますし、枝物は花に比べて長持ちしますから、慣れてきますと枝への興味は増していきます。このフローラベース24cmがあることで部屋に飾る植物の幅をグンっと広げることができますから、思い切って24cmを手にしてみて欲しいのです。より大きな枝を飾るのなら、より容量の大きなショートが安定はすると思います。ただ、かなり上の方まで水で満たした時に生まれる違いですから、あまり差はないと思ってもらっていいです。好みのバランスで選ぶのがベストだと思います。
花と花瓶のお手入れのこと
口が細いから、お手入れはどうすればいいですか?と質問をよくうけますが、一番簡単なのは花をいける時、A2Careを少し加えるという、少し変わった方向からのお手入れです。A2Careを加えることで菌の繁殖が抑えられますから植物も長持ちしますし、水が濁りにくくなるようです。水が綺麗であれば、水道水で洗い流して終わることもできます。ただ、これはスコープや知り合いの花屋さんとで経験から発見した独自手法、検査してデータが出ているとか、A2Careが推奨しているわけではありません。あくまでも試して気づいた方法です。ナルホド!やってみよう!と思った方だけ取り入れてみてください。また、こういった細口の花瓶を洗うのはデキャンタを洗うのと似ています。【ピカピカ細口ボトル洗い】といったアイデアアイテムを使う、流すだけの食器用洗剤で洗う、リーデルなどから出ているデキャンタ洗浄に使う小さな玉が沢山入ったボトルクリーナーを使う、卵の殻を砕いて洗剤といっしょにいれて振って洗うなど、デキャンタのお手入れ方法などを検索すれば沢山みつかりますから、自分にマッチした方法を試してみてください。
2022年アンバー登場
備忘録的これまでの経緯
2011年にスコープで取扱を始めたと思ったら、即廃番となってしまったフローラベース。流石に惜しい。そこでメーカーと相談し、生産ロットでオーダーすることを条件に再生産してもらい、スコープだけで取扱を続けることにしました。2011年当時のラインナップはショートはスモーク 、ミディアムはライトブルー、ロングはクリアと形により色が違っていましたが、再生産のタイミングでスコープ流にリニューアル。ライトブルーを外し、小さな12cmは2色(スモーク、クリア)×3型(ショート、ミディアム、ロング)の計6アイテムに広げ、大きな24cmは定番だったショートスモーク、ロングクリアはキープ、そこにミディアムクリアを1つ加えて3アイテムとしました。そこからグングン人気となり、2017年にはホルムガードの定番として復活を遂げます。ただ、定番と別注が混ざり合ってラインナップが複雑化しスコープは大混乱です。それでクリアとスモークの別注終了、メーカー定番+スコープ別注NEWカラー展開へスイッチしました。2017年にはイッタラのKartioやKiviで別注したブラウンに合わせ、ブラウンを12cmサイズ3型別注しました。2019年6月には別注NEWカラー第2段パープル登場。こちらは24cmロング以外全アイテム作ってみました。そして2020年、24cmショートのクリアが一度も作られていないことに気付き別注しています。そして2022年3月、メーカー定番と別注を組み合わせスコープなりに整理した新ラインナップへ再編成。ロング、ミディアム、ショートの3型からロングを外し、型をミディアムとショートに絞りました。そしてクリアとスモークを定番色として2型(ミディアム・ショート)×2サイズ(12cm・24cm)×2色(クリア・スモーク)の8アイテムをスコープ定番とします。それとは別に2022年はアンバーを2型×2サイズ作りました。
- ブランド
- Holmegaard (ホルムガード)
- デザイン
- Louise Campbell (ルイーズ・キャンベル)
商品スペック
- 材質
- ガラス
- 寸法
- 12cmサイズ : 約φ84×H120mm / 約260g
24cmサイズ : 約φ165×H240mm / 約1200g - 生産
- Made in Poland
《必読》購入前に必ずご確認を願います!
お願いばかりですみませんが、どうかクオリティについてのご理解とご協力を賜わりたいです。Floraベースはザックリとした完成度で、ガラスの厚さはどれも違い、それにより色の濃淡も異なります。またロットにより色味が違うこともあります。特にスモーク、アンバーはその差が目立ちます。取扱いを続けるためにも、そういった多少の難点は良品としてご理解いただくより仕方がありません。特に以下のような事はどれにでもあることご理解いただいた上でご購入をご検討くださいませ。※ご注文時に状態や色味に関するリクエストを記載される方がいますが、不公平となりますから対応できません。
・気泡や小さな混入物、ガラスのヨレはあります。
・縁を研磨仕上げする際に生まれる小さなチップは良品とさせて下さい。
・底面に多少傾斜があります。特に24cmは目立ちます。
・色ガラスは濃淡、色味に差があります。
Floraベースは販売は終了しましてomkに登場予定です