2021年7月22日
オイバ・トイッカの影響
そもそも、僕がアルテック153ベンチをテレビ台として使い始めたのはオイバが自宅でそうしていたからの影響でして、発売のタイミングで2011年2月のブログを眺め、オイバとの日々を思い出し、アルテック153ベンチはブラックも追加で取扱うことを急に決めました。オイバ宅のテレビ前にはウルヨ・クッカプロのカルセリラウンジチェアが置かれていて、そこに座って凄くコードの長い受話器を手にして電話をしていたオイバ。その影響で僕の自宅リビングにはカルセリが置かれています。「明日は何をしてるんだ?」「明後日は何をしてるんだ?」「フイ(石本先生)と食事に行こう。」「ガラス工場へは行かないのか?」「洗濯機は自由に使っていいぞ。」「近くのホテルに泊まればいい。」ハカニエミのホテル宿泊が定番になったのもオイバの影響、よくよく考えればアルテックの家具を自分の生活へ取り入れ始めたのも、スコープで取り扱い開始に至ったのも、オイバの自宅にアルテックの家具が多かったから、それが強烈に影響しているんだと今改めて感じたのでした。だって、アルテックを取扱開始したのは2012年5月、この写真を撮影した翌年5月のことですから。そんな風にして偉大なる人々の実生活に影響され、スコープというか僕の生活というかは作られていっているようです。(シャチョウ)
2021年7月12日
脚をカットしてみたい
このベンチとの付き合いはスツール60と同じぐらいに長く、僕の生活に居座っているのですが、今日まで取り扱いをしていなかった理由は僕にもよくわかりません。なんでだろ、完全に抜けていました。そして僕の場合、座るために使うことはしていないくて、物を置いたり、植物を飾るのに便利な台として愛用しています。プランターを置きましたらナカナカよい絵になるのです。そんな使用方法は動画《アアルト・スタジオ - シャチョウ出張2019》にもチラリと映っています通り、アアルトのアトリエでプランターを置く台として使われていたのを真似ているだけのことです。真似た結果が上の写真、植物は斑の入らないポトスのパーフェクトグリーンという種類を選んでいます。そして、こうして使い続けている中で、試したいことが一つ出てきました。それは少し脚を切って高さを調整したらどうだろう?ということです。少し低くしましたら座るための家具的雰囲気が完全に抜け、より何かを置き飾る家具として素敵に見えるんじゃないか?と思うのです。そもそもL-レッグはバーチ無垢材、1本の木を曲げていますので、ノコギリでカットすることも難しくなく短くすることは可能です。アアルトのアトリエにある程に短足化はしませんけれども、下に花瓶を置ける程度の高さであったり、設置する場所に窓枠があれば窓枠より少し下になるぐらいに高さ調整をしてみたいと思うのです。そのうちやってみようと思います。(シャチョウ)