2015年1月14日
Stool 60無塗装をカスタムペイント!
スコープが別注した無塗装のスツール60があれば 自分だけのスペシャルな1脚が作れちゃいます。 ここでは水性アクリルとセラック二ス仕上げの 2パターンついての簡単な塗装方法を紹介します。 では、まず準備! 休日の朝は早起きしてホームセンターへ買出しです!
用意するもの
・ 塗料 (水性アクリル塗料 もしくは セラック二スとうすめ液)
・ 刷毛(細かく塗る場合は細筆も用意)
・ サンドペーパ(荒め#240 ・細かめ#400 )
・ サンドペーパ用のあて木または専用ブロック
・ 塗料を入れる容器
・ 新聞紙(養生用)
・ マスキングテープ(塗り分けをする場合)
好きなカラーで塗りつぶすなら
■水性アクリル
使用塗料:アサヒペン バリューコート各色
1. 下地磨き
木目に沿って軽く#240のサンドペーパーをかけ、塗装後の毛羽立ちを抑えます。
2. 下塗り
木目に沿って刷毛で下塗り。
塗料の伸びが悪いときはほんの少し水を足します。塗り終えたら乾燥。(塗料の表示時間以上乾燥)
3. 下塗り磨き
#400のサンドペーパーを軽くかけます。せっかっく塗ったのに?と思いますが上塗りの密着がよくなる大切な作業。
4. 上塗り
2の刷毛目方向に合わせて上塗りをし、再び乾燥させたら完成!。
下塗りと上塗りは同色でもよいのですが、今回はホワイトで下塗りしてから上塗り時にマスキングテープを使用して面の塗り分けをしました。また写真のように板に脚を仮止めして塗装を行うと、乾かしやすく塗り分け作業が楽になります。水性塗料のよい点は自分で調色しなくても豊富なカラーバリエーションがあるところ。今回は一切調色せずに塗料の既成色だけで仕上げています。塗装後の刷毛は水洗いできれいになります。
木目を残したヴィンテージの風合いを目指すなら
■セラックニス
使用塗料:カンペハピオ セラックニス・うすめ液
1. 下地磨き
木目に沿って軽く#240のサンドペーパーをかけ、塗装後の毛羽立ちを抑えます。
2. 下塗り
木目に沿って刷毛で下塗り。塗料の伸びが悪いときは少し専用のうすめ液を足します(5%ほど)。塗り終えたら乾燥。(塗料の表示時間以上乾燥)
3. 下塗り磨き
#400のサンドペーパーを軽くかける。上塗りの密着がよくなります。 ※塗膜が薄く、ペーパーをかけすぎるとすぐに下地に到達するので注意!
4. 上塗り
2の刷毛目方向に合わせて上塗りをし、再び乾燥させて3・4の工程をもう一度行って完成。ツヤツヤ希望の場合はこれを数回繰り返し行います。
セラック二ス(シェラック二ス)はラックカイガラ虫という小さな昆虫が出す分泌物を原料とした塗料。アルコール系なので塗装中それなりの匂いはありますが、とても塗りやすく乾きも早いです。
この艶感と色合いはセラック二スならでは。水性二スという塗料もありますが艶感や質感はこちらが上だと思います。塗装後の刷毛は水洗いできないので残ったうすめ液で洗浄しましょう。放置すると固まって次に使えなくなります。
塗料の極意はあせらない、あせらない。
塗装でよくやってしまう失敗は「乾いたかな?」とつい触ってしまったり、下塗りが生乾きなのに見切り発車で上塗りを始めちゃうこと。これをやるとしくじります。塗料に記載されている季節や気温による乾燥時間に素直に従うのが正解です。また上手に塗れなくても刷毛塗りの場合はそれが味になるのでそれほど心配は要りません。
塗装の極意は時間に余裕をもって、あせらないこと。一度塗ったら乾くまで作業を離れてお茶でもどうぞ。下塗りはしっかり乾燥させるのが何より大切。数回塗り重ねるとほぼ1日費やすことになるから乾燥時間を見越して料理を作ったり、掃除をしたり、映画を借りて見たり。塗装ついでに充実した休日を過ごしましょう!