2023年3月8日
湯に浸けて早く育てる
リネン100%特有の最初のハードル、”おろしたて吸わない”。レインは使う洗うを繰り返しているうちに、どんどん吸水性が上がって手馴染みも良くなり、最高の一枚に育っていくスロースターター型。そのポテンシャルが発揮される時までは日常の洗濯物と一緒に洗濯(柔軟剤は使わずに)しながら、ちょっと気長に付き合えばOK!と、理解しつつも、最初はついついボヤいちゃう「にしても、吸わんよねぇ~」。それで、おろしたてのハードルをできるだけ早く乗り越える方法はないかしらと素人なりに模索した中で『湯に浸ける』に、いい手応えありました。大きめの鍋に湯を沸かしてレインを沈め、冷めるまで放置しておく。私は一度沸騰させましたが温度は適当でいいと思います。これをやってみたところ、洗濯を繰り返すよりも早く吸水性が上がりましたので、「にしても~」とボヤいていた方は一度お試しください。育ったレインは Sai & Co!(スコープ酒井)
2022年2月2日
アナーキーRAIN
着過ぎてボロボロになったシャツや上着は流石に着れないから、仕方なく廃棄の決断をします。でも、Tシャツは穴があいていても、首がノビノビまくりであっても、肌触りが気に入っていれば捨てられないです。透けるぐらいになっても着続けて、ネバーエンディングストーリー化していきます。そしてキッチンリネンの中にも、使い込んだ風合い、使い心地が気に入り、捨てるタイミングが見えなくなりがちな一枚があります。それがティータオルのRain、僕の愛用3枚は穴が開きまくりです。その穴の開いたアナーキーなRainを、どうも日々手にしてしまっています。ホント素晴らしい成長を遂げていて、気持ちよく水気を吸いますし、掛けておけばサッと乾いてくれます。大きな鍋も洗って拭いて、すぐに仕舞えば台所はスッキリだから、とにかくこの使い込んだRainは大事です。穴が開いているほど水気を吸う気がするし、乾く気がする。ほんとTシャツと似てる。他のキッチンリネンには感じない妙な感覚がRainにだけ芽生えてしまっています。(シャチョウ)
2021年10月1日
拭くがいちばん大事
洗った食器を乾かすためのティータオルEgypt、手を拭くためのハウスタオルライト、台拭きのハウスタオルキッチン、鍋掴みや埃避けに使う手ぬぐい、そして食器や調理器具を拭き上げるティータオルのRain、この5枚を交換することで、僕の一日は始まります。で、最近になって特に大事だと感じているのが食器や調理器具を拭く仕事です。鍋やキッチンツール、カトラリーは拭くことさえしていれば、他に特別な手入れなんてのは必要ないんじゃないか?と、そんなことを思います。特に金属製品は使って洗って拭く、この拭くが道具を味わい深い表情にし、綺麗に輝かせるのだとわかってきました。僕が仲良くしている豊橋のフォノンカフェルームで使われている金属トレイは、どれもピカピカで新品とは違った深みがあります。特別な手入れをしているのではなく、日々使って拭くことを繰り返し積み上げていった先がそういった表情にしているようです。それで僕も拭くがいちばん大事と考えるようになり、時間があればとにかく洗った物を拭く!を続けています。そんな拭いている時間に良いアイデアが出たりするものでして案外いい時間です。そんな拭いてる暇はないし、そんな手間なことはしたくない人も多いとは思うのですが、食洗機で洗って乾かして終わりにすると、完全に拭くが抜けてしまいますから、物が綺麗に成長しないように思いますというのは僕の推論ですよ。グラス類も洗って拭いていれば水垢や曇りがどうという悩みは生まれません。全てではなくても、日々でなくても、手洗いして拭くことをすると全然違ってきます。この拭く仕事をすれば、道具たちは綺麗な成長を遂げるはず!最近の僕はそんなことをいつも考えて拭くに燃え続けています。だからレインが最高なのです。(シャチョウ)
2021年4月7日
育つまでには時間がかかる
吟じます。ティータオルを敷いた上でぇ~、洗った食器を乾かしているとぉ?お?ぉ~、早く拭いて片付けたくなるぅ?!あると思います!スコープアパートメントで毎日使い続けている物、その代表はティータオルのRAINです。薄手大判ティータオル、リネン100%。使い始めは正直あんま吸わないから、イマイチ!?と落胆するのですが、使い続けていますと吸水力はグングン上がり、気づけば絶好調!ホント気持ちよく拭きあがるようになります。リネンとはそういう物なのねぇ?とコレで理解できました。使っていない時は扉につけた真鍮ネジ式に引っ掛けて乾かすのですが、乾きも早い!でも最初はあんま吸わないよ?!ガックシだよ?!でも段々と育つよ?!気づけば手放せなくなるよ?!レインに関しては諦めないこと、気長に付き合うこと、それが一番大事です。これだけ重宝しているレインが無くなるのは困る!廃番になってしまいましたので、スコープは生産ロット単位でオーダーをすることで取扱継続を決めました。そう決心するまでに結構な時間が掛かりましたのはティータオルのレインが育つのに時間が掛かるのと似ています。(シャチョウ)