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2025年2月13日
フィンランドで聞いたティーマイエローの話 第一話

ハンナさんが子供の頃に恋に落ちたのは
プラターワイドとソルトシェイカー
Hanna Jamsa ハンナ・ヤムサ/マイスオミ株式会社代表
ハンナ:ハンナさんシャ:シャチョウ

シャ:ハンナさんにとっての、最初のティーマイエローから話を聞いてもいいですか?ハンナ:私の最初のティーマイエローはキルタです。その当時はまだキルタでした。私の家族がよく遊びに行っていたお家で、すごく大きくて黄色いプラターを見ました。私たちを招待してくれた家族のご主人が大きなステーキをのせていたんです。当時5、6歳だったと思うのですが、本当にきれいな黄色だなと思って。大人同士の話を聞きながら「つまらない話をしている大人が、こんなきれいな食器をもってるんだな」と。大人って白やグレーを使っている印象があったのですが、私はこういうイエローが好きだなと思ったんです。それを大人に伝える勇気はなかったのですが、このつまらない大人がどうしてこんなきれいな黄色いお皿を手にしたんだろう、って思いました。それが黄色いティーマとの最初の出会いです。シャ:それから50年くらいティーマイエローとの付き合いが続いてるってことだね。ハンナ:そうね。シャ:ホワイトとイエローはもちろん合うと思うんだけど、ティーマイエローと一緒によく使う食器って何?お気に入りのセットっていうか、コンビネーション。ハンナ:スンヌンタイを一緒によく使います。ソースボートですよね。シャ:いい意見だなぁ!笑 ハンナ:スンヌンタイのソースボートにチョコレートソースをいっぱい入れて。私の家族はみんなチョコレートソースが大好き。ティーマイエローに盛り付けたアイスクリームにチョコレートソースをかければもうパーティーよ。シャ:確かにスンヌンタイのイエローも少しくすんでいるからね。ハンナ:ティーマのイエローとスンヌンタイのイエロー、まったく同じ色ではないんだけど、すごく合いますよね。シャ:ティーマの中でイエローが一番重要だよね。ハンナ:もちろん、イエローが一番大事かな、ホワイトより。ヘモグロビンが少ないと貧血になるでしょ、白のティーマだけを使うと血色が悪くて貧血気味になるから、そこにはイエローのエネルギーが要ると思います。シャ:じゃあスコープはそんなイエロー復活させて偉いね!ハンナ:ええ。本当にそう思います。因みにイエローがティーマの中で一番重要、というのを表している話があって。オンラインのフリマを覗くと、イエローがいつも一番高いんですよね。一番皆さんが欲しがるビンテージがイエローです。シャ:素晴らしい!ハンナ:ティーマが人気の理由は、小さなプレートから大きなプラターまでラインナップされているというのが一つあると思います。蚤の市でイエローを見つけると値段が段違いなんです。シャ:そういう幅があることがティーマの魅力ってことね。ハンナ:そうですね。豊かなバリエーションの中から自分が必要なものを選べるテーブルセットというのがフィンランドで長く愛されている理由の一つだと思います。すごくフレキシブルですよね。買うのも組み合わせるのもフレキシブル。フィンランド料理でもイタリア料理でもメキシコ料理でもタイ料理でも、どんな国の料理を作ってもそれに合う形がある。シャ:ありがとうございます。ティーマの魅力をよく理解できました。最後に、ハンナさんの好きなティーマイエローを教えてもらえる?ハンナ:私の一番好きなティーマイエローはプラターワイド。子供の頃に最初に見て恋に落ちたようなアイテムだから。一つ言いたいのが、フィンランドではキルタとティーマはどこにでもあるもの。毎日の日常のほぼ一部になっている。でも忘れちゃいけないのがこのソルトシェイカー。これはニューヨークMOMAのパーマネントコレクションにもなっていてデザイン的にも世界でトップレベルのもの。日常にしっかりと溶け込んでいる一方で、世界的にもしっかりと認知されているということね。

【オマケの話】

シャ:ハンナさんがティーマイエローの次に好きな色ってなんだろう。ティーマ好きな色ランキングを教えてよ。ハンナ:1位はイエロー、次にグレー、その次にホワイト。その次はグリーンか昔のブラウンですね。ブルーとブラックは再下位。シャ:グレーって、ちっちゃい器は使いやすいんだけど、大きいお皿ってあんまりバエない気がするんだよね。21cmとか17cmとか。ハンナ:そうですね、おいしそうには見えないわね。これは古いグレーなんだけど、ソルトシェイカーみたいに小さいアイテムだと、とても可愛らしいですよね。

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